第174章:シャーロット、よくやった

通話は切れた。

シャーロットは受話器を置くと、深く息を吐いた。

車はそのまま走り続け、ほどなくしてマーティン家の別邸へ戻った。

アンディとノアはすでに連れ戻されており、いまは絵を描いているエマのそばにいた。

その微笑ましい光景を目にした瞬間、シャーロットの胸のざわめきはすっと鎮まった。彼女はエマの隣へ歩み寄る。

覗き込むと、エマは人の絵を描いていた。輪郭はすでにできているのに、顔のパーツだけがまだ描き込まれていない。シャーロットは一目見て、エマが描いているのが自分だとほぼ確信した。

胸の奥に温かいものが広がり、シャーロットはエマの隣にしゃがみこんで、そっと尋ねた。

「エマ、これ……マ...

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